2018年3月11日日曜日

堤人形のおひなさま展+登り窯100歳記念カフェ

201831日(木)~6日(火)

 
登り窯の前にカフェ案内を設けて準備OK
20171220日、堤町まちかど博物館内の佐大商店登り窯(六連房式・1918年築造)が杜の都景観重要建造物等(仙台市の「杜の都の風土を育む景観条例」に基づく制度)に指定されました。その指定を祝い、所有者の佐藤はつみさんに協力して、31日から標記のイベントを開催することになり、堤町まちかど博物館の展示室に堤人形のおひなさまを展示(開催期間:31日~6日)するとともに、登り窯が100歳を迎えたことを記念したカフェ(開催期日:36日)を登り窯の中で行いました。
このイベントは、市内各地で行われた第14回「蔵deひなまつり」(主催:粋々まちなかプロジェクト)に参加する形で実施いたしました。
36日、天気は晴れ。2階の人形展示室には1週間前から堤人形のおひなさまを2段飾りで展示しました。上段には、江戸時代の人形型を用いて作られた内裏雛の男雛と女雛(「堤人形工房・つつみのおひなっこや」製作)を、下段には、内裏雛、三人官女、右大臣、左大臣、五人囃子など昔のおひなさまを飾りました。
このひな飾りの前で、「古い人形や型ほど袖が上向きになっていること」「上段にある、雪洞、左近の桜、右近の橘、菱餅もすべて焼物であること」「下段の内裏雛は江戸期に遡ると伝えられていること」などを説明。お客様は皆さん熱心に耳を傾け、ひとつ一つのおひなさまを愛でていらっしゃいました。
おひなさまを愛でるお客様

上段は江戸期の型で作った内裏雛、下段は昔のおひなさま

カフェは、震災後に修復された3房のうち、2房を開放して設営。登り窯の中には、深紅のクロスをかけた長テーブルをセット。その上に桃の花と豆雛を飾りました。登り窯の通炎孔(炎を通すように窯の下部に設けられた穴)とテーブルの上にロウソクを灯すと、その明かりでガラス状のレンガの壁がピカピカ光ります。この幻想的な雰囲気の中でいただくコーヒーや紅茶、そば粉のスコーンは格別だったのでしょうか。窯の中は終始楽しそうな笑い声に包まれていました。
この日は、18名の方々が訪れました。なかには南の河原町から堤町までひな巡りをしながら俳句を作ってきた方もいて、ここでも1句詠まれていました。
久しぶりの賑わいに、100歳の登り窯もさぞうれしかったことでしょう。

癒やしの空間でほっと一息

2018年2月13日火曜日

立町小学校4年生総合学習「スカイプで南フロリダ大学と交流しよう」

201826日(火)

立町小学校4年生29名は、5年生になる4月から、学区内にある西公園で整備計画が進められている、地下鉄東西線高架下の遊具ゾーンや遊びの広場をデザインする総合学習に取り組む予定です。その学習に向けて、517日に南フロリダ大学から20名の大学生の皆さんと2名の先生が立町小学校を訪問し、デザイン練習の活動をお手伝いしていただくことになっています。今日は、その前に、仙台に来られる予定の学生10名の方々とスカイプを通して顔を合わせて交流することになりました。

はじめは、大学から動物の鳴き声クイズです。学生が英語で動物の名前を言い、それが日本語では何て鳴くのかをたずねます。学生が「Frog(カエル)」と言うと、子どもたちは「ゲロゲロ」、すると学生は「Ribbet Ribbet」と言います。学生が「Cow(牛)」、子どもたちは「モーモー」、これに対して学生が「Moo Moo」。同じように「Roaster(ニワトリ)」→「コケコッコー」→「Cock-a-doodle-do」、「Chick(ヒヨコ)」→「ピヨピヨ」→「Cheep Cheep」、「Mouse(ネズミ)」→「チューチュー」→「Squeek  Squeek」。英語の鳴き声を教えてもらう度に、ブルースさんの音頭で大きな声で発音してみました。
「さあ、大きな声で発音してみよう」とブルースさん

次は、具材の異なる6種類のピザのイラストを見せながら、それらのうち、どれが好きかをたずねる問題です。①「Harapenyo & Mushroom(青トウガラシとキノコ)、②「Broccoli(ブロッコリー)」、③「Basil & Tomato(バジルとトマト)」、④「Onion & Green pepper & Salami (タマネギとピーマンとサラミ)」、⑤「Salami & Olive(サラミとオリーブ)」、⑥「Ham & Salami(ハムとサラミ)」。「Harapenyoなんてはじめて聞いたよ。ピーマンはGreen pepperと言うの?」という子どもたちの心の声が聞こえたようでした。さて、どれが好きか手を挙げてもらうと、①は1人、②は0人、③は5人、④は1人、⑤は8人、⑥は11人という結果になり、肉系がお好みのようでした。
「6つのピザ、どれが好き?」
最後は、六郷小でもやったLong Boardの実演。1回目が終わるとあちらこちらから「もう1回!」の掛け声が。やっぱり大人気のコーナーでした。
今度は立町小から3択クイズです。

1問目は、ソフトバンク、オリックス、楽天イーグルスの中から仙台にある野球チームを当てる問題。2問目は、織田信長、徳川家康、伊達政宗の中から仙台の有名な侍を当てる問題。学生は、1問目「オリックス」、2問目「徳川家康」と答えがはずれて、残念がっていましたが、3問目で、松、竹、もみの木の中から、七夕祭りで飾りをつける植物を選ぶ問題では、「竹」と答えて大当たり。ほかに、仙台の有名な食べ物(牛タン、ずんだもち、ささかまぼこ)や、学校の歴史についての問題が出され、最後は校歌を作詞した人を当てるもの。①イチロー、②土井晩翠、③校長先生のだれかという質問に、「3番!」と答えたので、本物の校長先生もカメラの前に登場して正解は土井晩翠であることを伝えました。その校歌をみんなで合唱したあと、5月の再会を誓ってお別れしました。
「七夕飾りをつける植物はどれでしょう」

2018年2月5日月曜日

六郷小学校5年生総合学習「つながる小道をデザインしよう~スカイプで南フロリダ大学と交流しよう その2~」 

2018131日(水)
今日は、米国南フロリダ大学のオーナーズカレッジの大学生の皆さんと六郷小5年生がスカイプを通して交流する2回目の活動です。大学生の皆さんはオーナーズカレッジの会議室に、六郷小の子どもたちは視聴覚室に集合。日本時間朝9時、フロリダ時間夕方7時にスタートしたものの、開始早々カメラのトラブルにより、前半は六郷からは映像を送ることができず音声のみの交信になってしまいましたが、後半はipadでつないで映像も送れるようになり、最後まで続けることができました。通訳は、大学側は酒井敦子さん、六郷側はボアー・ネイトさんにお願いしました。はじめは大学生から「I spy」というクイズが出されました。後ろのほうに学生が5人、番号札を持って立っています。すると、司会役の学生が服装や持物の言葉を英語で言い、英語の字幕ボードを見せながら、5人の中からそれに当てはまる人を子どもたちが探し、その人の番号を英語で言っていくというものです。「Hat」「Blue shirt」「Back pack」「Pink jeans」「Red notebook」「Orange」「Water bottle」「Purple umbrella」など、学生はときどき交代しながらクイズに対応した装いと物を持って登場します。子どもたちは最初戸惑っていましたが、すぐに慣れて帽子を被っている人は「Three」、青いシャツの人は「Four」、オレンジを持っている人は「Five」などと言えるようになりました。

  その後3つの遊びが紹介されました。最初は「Nerf basket ball」。テニスボール位の大きさの柔らかいボールを、手で掲げたゴール目掛けて入れるのですが、的が小さいため結構大変そうでした。次は「Long board」。一般的なスケボーより板が長いようで、会議室の奥から画面に向かってサーッ。子どもたちのアンコールに応えて2回目も見事に乗りこなしてくれました。
Long boardを見事に乗りこなした学生(画面右端)にアンコール
最後は、「Duck duckgoose」。鬼役の学生が、輪になって座っている学生の頭を「Duckduck」と言いながらポンポンたたいていくのですが、「goose」と言ってたたかれた人は、すぐに立ち上がって鬼を追いかけなければなりません。鬼をつかまることができればもう一度輪に戻れますが、つかまえられずに、鬼が輪の中に座ってしまえば自分が鬼になるというハンカチ落としのような遊びです。六郷の子どもたちもこの遊びに参加。画面の向こうで鬼役の学生が座っている学生の頭をポンポンしていくと、小学生が頃合いを見計らい「goose」と言うのです。はじめはタイミングを合わせるのが難しかったようですが、だんだんに慣れてきてうまく合うようになりました。
今度は、六郷小からクイズが出されました。「自分たちが育てている作物は、小麦か米かトウモロコシか」これはほとんどの学生が米と答えていました。学生から、「米作りで好きなことは何?」と質問があり、「収穫が一番楽しい」と答えていましたが、「(作っている米は)Long rice or Short rice?」という質問には、長粒米と短粒米の違いがわからないようで、「もち米」と答え、ネイトさんにフォローしてもらいました。ほかに、「毎年1月に力を入れて取り組んでいる活動は、音楽かスキーか書道か(書道が正解)」「六郷小の歴史は、36年か77年か145年か(145年が正解)」というクイズもあり、学生たちは、子どもたちが書初め展に向けて練習に取り組んでいることや、六郷小に長い歴史があることを知ることができたようです。
iPadで映像を送りながらクイズを出しました。中央は通訳のネイトさん 
そして、11月のスカイプ交流のときにも歌った「Take me Home, Country Roads」と校歌の合唱をはさんで、給食に関するクイズです。今度はYes No2択。「給食の献立を決めるのは栄養士の先生である(Yes)」「ひと月に23回同じメニューがある(No)」「牛乳は毎日出る(Yes)」3番目は、第二次世界大戦後、子どもたちの栄養不足を補うために学校で脱脂粉乳が与えられたのが始まりであることをネイトさんに通訳してもらい伝えました。
516日には、大学生の皆さんにも六郷小の給食を味わってもらうことになっているので、参加する学生さんは5月の学校訪問が楽しみになってきたのではないかと思います。


2018年2月4日日曜日

六郷小学校5年生総合学習 「つながる小道をデザインしよう~メディアテークで発表~」

2017125日(火)
 身近な校庭の空きスペースを何かに“つながる小道”にしようと、模型を作りながらデザインの試行錯誤を重ねてきた5年生の子どもたちにとって、いよいよ発表する時がやってきました。125日~7日までせんだいメディアテークの1Fオープンスクエアで開催された“アーキテクツウィーク2017”はJIA(日本建築家協会)宮城地域会のイベントです。1200スタートの会場には朝早くから建築家、ネットワーク仙台のメンバーや先生たち(前日)が運び込んだ、40分の1の模型が12セットとバブルダイアグラムから描いた「つながる小道」の図面が展示されています。
 11時過ぎ、チャーターした路線バスで子どもたちが続々とやって来ました。この日は時間の都合上、給食が食べられないのでお弁当持参。会場の椅子を急遽、倍に増やしてもらい、先ずは全員でお昼です。ステージやバックヤードも使い何とか腹ごしらえができました。何だか遠足みたいな気分です。でも発表の子どもたちは少しドキドキです。
 画像を流すプロジェクターや大きなスクリーン、PC、マイクの準備も終わりいよいよ発表です。司会からの活動紹介の後、12グループの子どもたちが順番にステージに上がりそれぞれのデザインについて発表しました。「みんなが楽しめて何度でも行きたくなる小道をデザインしてください」と依頼してくれた校長先生に対して、なににつながる道か、ゲートのデザイン、ベンチ、休むところ、畑のデザインについて工夫したところ、難しかったところ、良かったところなどを交代しながら話しました。
笑顔につながる小道の発表

 
 「畑につながる小道」、「地域につながる小道」、「自分につながる小道」、「笑顔につながる小道」いろいろな小道がありました。大きくて気持ちよさそうなハンモックやカメなどを見る池があったり、ネットフェンスに掛けたたくさんのフラワーポットで楽しい雰囲気を出したり、面白い形をした畑。そしてそこで取れた作物をすぐ食べられるキッチンもあります。子どもたちの小道はどれも夢があり、アイデアも素敵です。テキパキとして結論を先に述べ、その理由を端的に説明する発表の仕方には、建築家たちも舌を巻いていました。
 最後に校長先生から、子どもたちに対してお礼の言葉を言ってもらい、40分間の発表があっという間に終了しました。会場はほとんど満杯のお客様。大きな拍手を頂き、満足げな子どもたちは整然と引き上げました。

 会場には、3年生がデザインした「六郷の音」の絵も、5年生の模型とともに3日間展示されて、訪れた人たちを楽しませました。
5年生「つながる小道」の模型展示
3年生「六郷の音をデザインしよう」の展示